12回目を迎えた「ひょうたん池まつり」は4月28日(土)、風薫る青空の下、大勢の町内はじめ近隣の人達で賑わった。
この「ひょうたん池まつり」は、地域住民の憩いの場「ひょうたん池」で楽しいふれあいのひと時を過ごしてもらおうと、「ひょうたん池花クラブ」と同じ町内でボランティア活動をしている「ベスタ」が共同して主催し、町内会はじめボランティア活動に関係がある諸団体の後援の下で行う、ボランティアクラブが自発的に行う手作りのまつり。
昨秋から月1回クラブ会員が集まり、地域の皆さんに「笑顔あふれる楽しい触れ合いの一時を過ごしてもらう」を目標に、これまでの経験や反省をもとに、更に日ごろボランティアでいろんなイベントに参加して得た知識も持ち込むなど、みんなで創意工夫をしながら5回の準備会で入念に計画を練り上げてきた。
野外イベントだから天候が一番気になっていたが、予報通り朝から綺麗に晴れ上がった絶好のコンディションの下、日ごろ手入れしている花壇の花やつつじ・ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)などが咲きそろうひょうたん池で、予定通り10時30分にまつりを開始することが出来、3時間にわたる大勢の老若男女の笑顔があふれる賑わいの後、無事終了することが出来た。
まつりの主な内容は、バザー、花卉苗展示販売、ワークショップ、子供たちのお遊びコーナー、茶屋、お祭りステージ、夫々のコーナー毎に創意工夫を凝らした楽しいイベントになったと思っている。
当日は町内会の役員の方々が、夫々のコーナーでお手伝いに駆けつけてくださったので大助かり。また「福岡市西部3Rステーション」、「さいとぴあ」やエフコープの方々も好意的に支援してくださり、農事組合のご協力でジャブジャブ池の放水もでき、更に近くのボランティアグループも応援参加してくださるなど、年々支援の輪も広がり、お陰様で、地域の皆さんに喜んでもらえるまつりになったのは、この上ない喜びであり遣り甲斐を実感するひと時であった。
ワークショップコーナーでは、押し花、フラワーアレンジメント、整理箱、サイエンス、多肉植物寄せ植え、クラフトアクセサリーと盛沢山で、短い時間ながら心行くまで楽しんでいただけたと思っている。
お祭り広場では、恒例になったキッズダンス・手話ダンス・健康体操も好評で、今年初めての試みとして地元中学生による吹奏楽の演奏も加わり、来場者の足を釘付けにしていた。
楽しそうに「ひょっこりひょうたん島」を踊る
出演していただいたグループの方々は、ボランティア精神で快く参加してくださり、まつりを盛上げていただくので、本当にありがたい。感謝! 感謝! また池の近くにお住まいの方が、出演者のために家の部屋を開放して頂く外、駐車場を提供して頂くなど、まつりを陰で支えていただくので本当にありがたいことである。
ボランティア団体による手作りのまつりを成功させるには、まず、会員全員がその目的を共有し、創意工夫を重ねながら全員で協力し合うことが前提となる。そのうえで地元の皆さんの協力と支援そして関係する諸団体のご支援があればこそであり、12回と回を重ねた経験と積み重ねたノウハウが活かされた結果、地元の方々に喜んでもらえるまつりに成長してきたのだろうと思っている。
前日の準備から当日の後片付けまで息をつく間もないほどの忙しさで、正直疲れたが、無事終えることが出来て ホッとする気持と、来場された皆さんの笑顔に接することが出来た喜びで心地よい疲れに変わり、来年もまた、楽しいまつりを続けるにはどんな工夫が必要か・・・と、そんな思いを馳せている。